【レビュー】私の愛した漫画2「沈黙の艦隊」

kousuke kousuke

2022.04.04

皆さん、おひさしぶし
最後に投稿してから、ずいぶん間が開いてしまいました
このブログの執筆も、締日ギリギリに執筆しております(実質間に合ってない)

ブログネタになりそうなのをいろいろ用意しているんですが、記事に起こすのはなかなか大変
ということで放置していたらこの始末☆ですよ

まぁ冗談は下段と中段の間ぐらいにしておきまして
今回は、私の好きな漫画作品を紹介したいと思います




かわぐち かいじ著「沈黙の艦隊」をご紹介


捨てるも拾うもない
地球を一つの国家とする



【あらすじ】

日本の近海で海難事故が発生した。千葉県犬吠埼沖で、海上自衛隊の潜水艦「やまなみ」がソ連の原子力潜水艦と衝突し沈没、「やまなみ」艦長の海江田四郎二等海佐以下全乗員76名の生存が絶望的という事故の報道は日本に衝撃を与える。しかし、海江田以下「やまなみ」乗員は生存していた。彼らは日米共謀により極秘に建造された原子力潜水艦「シーバット」のメンバーに選ばれ、事故は彼らを日本初の原潜に乗務させるための偽装工作であった。

アメリカ海軍所属となった日本初の原潜「シーバット」は、海江田の指揮のもと高知県足摺岬沖での試験航海に臨む。しかしその途中、海江田は突如艦内で全乗員と反乱を起こし、音響魚雷で米海軍の監視から姿をくらまし逃亡。以降、海江田を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」を名乗る。さらに出港時「シーバット」は核弾頭を積載した可能性が高い事が発覚。

アメリカ合衆国大統領ベネットは、海江田を危険な核テロリストとして抹殺を図る。海江田は天才的な操艦術と原潜の優れた性能、核兵器(の脅威)を武器に、日本やアメリカやロシア、国際連合に対峙してゆくこととなる。

引用:ウィキペディア(Wikipedia)最終更新 2022年3月7日 (月) 10:08



今回もかわぐち先生の作品でございます

日本が極秘に建造した日本初の原子力潜水艦シーバットを巡る物語です
処女航海の途中、突如太平洋沖で反乱逃亡
「独立国やまと」として独立を宣言
やまとは日本との同盟を求めますが・・・

やまとを一国として扱おうとする日本政府と
反逆者・核テロリストとみるアメリカ政府の衝突

その中で見えてくる日米安保による相互信頼の脆さ
保有していても使えもしない核と、銃を持っていても撃てない自衛隊の対比

冷戦が終結してなお核という負の遺産を継承している事実

この漫画、潜水艦戦を描いた架空戦記モノなのに、現在にも通じる核を巡る問題、国際政治を問題提起している作品になっています

あとキャラクターも魅力的ですね(いつものことながら)
とくにシーバットの艦長「海江田 四郎」が本作の主人公の一人なんですが、その言葉回しやカリスマ性に惚れ惚れします
基本的に潜水艦での戦闘を軸に物語が進んでいくのですが、操艦(潜水艦の操縦)で意図や考えを示すというのがもうなんか
策士だな~って感じで好きなんです

そんな海江田艦長のフレーズをいくつか抜粋したいと思います


「個人とか
市民とか
国家という
名ではなく」

「“人類”という名においてのみ歴史はとぎれなく存在し」

「われわれは“人類”という名においてのみ未来を語ることができるのです!」


「もし 彼らが人類の歴史に名をとどめる真に力のある国家と民族なら」

「このオイルと火の海から独立と尊厳を勝ちとるために何をすべきか探るはずだ!」

「牢獄の庭を歩く自由より 嵐の海だがどこまでも泳げる自由を」

「私なら選ぶ!!


明日から使いたくなるぐらい好き
カリスマ性のある人が発言するから、すごくいいってなるのか
すごくいいことを言っている人に、カリスマ性って身についてくるのか
分かりませんがこういう人に憧れますね!

長くなってきたし、ネタバレしそうなのでこの辺で終わりにします
「沈黙の艦隊」面白い作品なので、気がむいたら手に取ってみてくださいね
OVA(アニメ)もあるので、そちらも是非

それでは!

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