春の養生
2025.04.16
中医学で春は『肝』の季節とされ、
体の気や血を巡らせる力が活発になります。
冬の間に溜め込んだものを解放するようなイメージです。
春の養生では気を滞らせない事が大切になり、
この流れが滞ると、イライラ、怒りっぽい、鬱気味、目の症状、耳鳴りや自律神経失調などの不調があらわれます。
春の肝を整えるには、散歩、軽いストレッチなど適度な運動、
ゆったりとした服装で、ゆるりと過ごすことがおすすめです。
薬膳的な春野菜の選び方は、
イライラに春菊、冷えにはニラ、むくみにタケノコなど。
また「適度な酸味」が良く、梅干しや柑橘類、酢を取り入れることで気をほぐし、
引き締める作用があります。
ただし取り過ぎると胃を痛めるので注意が必要です。
春は心も体ものびのび、ゆるゆるでお過ごしください。