私と稲盛さん③ ー善に見るー
2020.08.26
(※このブックカバー画像および原稿内容の掲載は予め出版元の許可を得ています)
皆様こんにちは! ハリマニックス㈱ 社長の菱田です。
今回も、稲盛和夫さん著『心を高める、経営を伸ばす』 から、ブログを書く前にランダムで開いたページの内容を元にお話ししたいと思います。
さて、今回は「善に見る」。
このページでは、たった一つの事象が起こった時に、それをマイナスに捉える人とプラスに捉える人に分かれてしまう、人は主幹に左右されてしまうものだから、といったようなことが書かれています。
正しい判断をするためには、正しく認識する必要がある。自分が持っている情報が正しいのか客観的に判断する手段を持っているかどうか、特に経営者には強く求められる部分です。
しかし、それでも、どれだけ突き詰めても、本当にその判断が正しいかどうか判断しようがないことが大半です。時間と共に、その事象に関しての世間の見方も変わってくるからです。
なので、物事の判断をするときは、客観性だけでは足りなくて、主体的に『善に見る』姿勢が大切。それがその人の今後を分けていくということなのだと読みました。
現在、コロナの影響で大変な人、いつもどおりの人、忙しくなった人、と様々です。ですが、その現在の事象で一喜一憂せず、その先を考えているかどうかが大切なのだと感じます。
大変な人の方が、覚悟が決まり、全てを善に捉え直すことで、仕事であればお客様の新しいニーズにコミットした提案が出来るようになったり、家庭であれば、家族の大切さを改めて感じ、感謝を伝えることで結束を強めているかも知れません。
反対に、今現在が順風だからといって自己研鑽を怠り、忙しさにかまけたままでいると、時代に乗り遅れて大変な未来につながってしまうかもしれません。
要するに、ただポジティブに捉えるということではないということを言いたいのですが、伝わるでしょうか??_(:3 」∠)_
いい時も悪い時もありますが、それぞれをどのように捉えるか、それがどのような未来に続いていくのか、という視点を持つことを『善に見る』といいたいですね。
今現在のコロナによる不況を、どう『善に見る』か、それぞれの人間力が試されているのかもしれません。